コンドロイチンとの併用で効果が上がる?
セットで配合されることが多い二つの成分
グルコサミンサプリメントがさまざまなメーカーから発売されるようになっていますが、その多くはコンドロイチンも一緒に摂取できるよう、配合が工夫されています。この2つの成分を同時に摂取することで、より高い効果が得られると言うのです。とくに関節痛の予防・緩和には、併用が不可欠とも言われています。両方併せて1日1500ミリグラム程度を摂取するのが理想的な摂取量とされており、加齢によってこの二つの成分の含有量が減少している高齢者にとっては、とくに重要なポイントとなります。
併用がもたらす効果について
では、どうしてグルコサミンとコンドロイチンを併用すると効果が上がるのでしょうか。それは、関節痛の原因となる体のメカニズムと深く関わっています。よく知られているように、関節痛の主な原因は軟骨の減少にあります。クッションの働きを担う軟骨が失われることで関節部分の骨と骨の間が狭くなり、骨への負担が大きくなることで、炎症や変形が生じてしまうのです。この軟骨の原料となるのがグルコサミンなのです。一方、軟骨そのものを構成する成分がコンドロイチンです。つまり、グルコサミンは減少した軟骨を再生する働きがあり、コンドロイチンはその再生を促す働きを持っているのです。グルコサミンが軟骨を再生していく際に、コンドロイチンという「材料」を使用することで、より効率よく作業を進めていくことができる、といえばわかりやすいでしょうか。
このように、どちらの成分も単体で摂取しても関節痛に役立てることができますが、両方を併用することで相乗効果を発揮することができるのです。しかも、どちらも加齢とともに失われていき、食事で摂取するのが難しい点で共通しています。だからこそ、サプリメントや医薬品で摂取していくことが求められるわけです。グルコサミンサプリメントを選ぶ際には、グルコサミンの含有量にばかり目が向いてしまいがちですが、コンドロイチンがどの程度含まれているのか、どれだけ相乗効果が期待できるのかに関しても、目を向けて選んでいく方がよいでしょう。

2014/02/10 | グルコサミンとは
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