植物性と動物性のグルコサミンの違い
グルコサミンを抽出する原材料について
グルコサミンの種類を分ける基準は大きく2つあります。ひとつは製造過程で行う分解・抽出の方法、もうひとつは原材料の種類です。そのうちの原材料の種類は、これまでほとんど話題にされることはありませんでした。なぜなら市販されているグルコサミンサプリメントの大半は、カニやエビから抽出されたものを使用していたからです。しかしグルコサミンへの理解の深まりや、さまざまな種類のグルコサミンサプリメントが登場したことで、甲殻類を原材料としたグルコサミン以外の選択肢に関心が集まるようになっています。
植物性と動物性のグルコサミン
原材料の違いによってグルコサミンを分ける場合には動物性と植物性の2種類の分類が行われます。その名称からも推測できるように、動物から抽出されたものと植物から抽出されたものです。これまで多くのサプリメントで使用されてきたグルコサミンは動物性に分類されます。それに対して植物から抽出されたグルコサミンを使用したサプリメントも登場するようになっています。こちらはおもにトウモロコシから抽出されたものが使用されています。
では、植物性と動物性のグルコサミンの違いはどういった点にあるのでしょうか。効果に違いがあるのなら気になるところです。しかし現在のところ、効果に大きな違いは認められていません。ただひとつ大きなポイントとなるのがアレルギーの有無。グルコサミンは原則として安全性が高い成分とされていますが、甲殻類のアレルギーを持っている場合は例外で、アレルギーのリスクから服用を避けなければなりません。そんな人は植物性を選ぶことでグルコサミンを健康対策に役立てていくことができます。
このように、植物性と動物性のグルコサミンの違いは効果ではなく、おもに安全性や好みの面にあります。ですからアレルギーを持っている人以外はそれほど神経質に考える必要はなく、好きな方を選ぶとよいでしょう。価格や飲みやすさ、含有されているグルコサミンの量などを優先した方が賢い選択かもしれません。

2014/02/08 | グルコサミンとは
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